ローマ帝国の崩壊と加計学園問題の共通点

『世界史を創ったビジネスモデル』読書記録(7日目)

 

私は今、ひどく憤っていますよ。

昨日今日と行われた国会。

 

https://twitter.com/sumerokiiyasaka/status/889813417296486400take4 on Twitter: "7/25国会予算委で加戸守行氏「(前川氏は)自分の後輩ながら、精神構造を疑いました。彼は何で虚構の話を全国テレビで話すんだ。リスクを冒してまでも言わなければならない、作り話をしなければならない彼の心情が私には理解できない。」 https://t.co/bSozW8dVT4"

 

違法性もなく、大した問題でもないことを、

いつまでもいつまでも取り上げるメディア。

しかも、自分たちの持っていきたい方向ありきで、編集で世論を誘導しようとしている。

日本は本当に、政治後進国家だよ。

 

 

何より問題なのは、これは元"官僚"の暴走ということ。

官僚が、自分や自分と利害関係のある人の為だけに、自分たちの都合のいいように事を運ぼうとしている。

 

 

話は変わるようで変わりますが、

1000年以上も続いたローマ帝国にも滅亡の時がやってきました。

 

 

これだけの大きな国か滅亡するには、

単純ないくつか理由ではもちろん説明できません。

できませんが、

いくつかの明らかな要因があります。

 

 

そのひとつが、

「肥立化した官僚組織が暴走して、内部から崩壊した」

ということ。

 

 

ローマが滅亡したのは、外敵の侵入と言われていますが、

外敵が入ってきたり、戦闘で負けたりすることはわかりやすい事象なだけであって、「原因ではない」のです。

 

 

ローマ帝国の場合、官僚組織とは軍のことですが、

ローマ帝国は、属州が反乱しないよう細分化し、行政官僚(軍)を置きました。

そして、その官僚を養う為に財源が必要なので、税負担が増強されました。

いつしか、

アウグストゥスの時代のほぼ2倍の73万人に膨れ上がり、影響力が大きくなりました。

 

 

そうなってしまえば、

怖いのは外敵よりも、内側の官僚たち。

 

 

自分たちの保身の為に動く働く。

そうして、

内側の統制が弱ってきたところへ強力な外敵がやってくれば、

そりゃ簡単にやられてしまいますよ。

 

 

まさに、今の日本、ここ数ヶ月の加計学園問題と同じ状況。

 

 

肥大化した官僚、天下り組織の為に、

不必要な仕組みを作る。

逆に、

必要だけれど、自分たちの利権を脅かす人間や案件は、

徹底的に排除する。

 

 

ここらで何とかしないと、

日本も内部崩壊しちゃうぞ。

もう遅いかな?

 

 

以前書いたブログでは、

アウグストゥスは、"今"生きている自分たちだけでなく、

自分たちの子孫たちまで幸せになれるように、

未来を見て生きていた。

 

 

官僚は、まさにその逆。

今生きている自分たちが満足するために、

他の人も、その後の世代のことも、

考える必要はないと思っている。

 

 

歴史を学ぶとは、

今起きている現象をより理解出来るようになるってことなんだね。

 

 

ファッキン官僚!

税金減らしてくれ!金くれ!