本当はいらないのに、維持しなければいけない社会は大変
『世界史を創ったビジネスモデル』読書記録(4日目)
驚きだ。
もう2000年も前に、国家としての理想のシステムはほぼ完成していたなんて。
アメリカは、古代ローマを明らかに模倣しているらしい。
例えば、元老院だ。日本語訳では、ローマの場合は「元老院」、アメリカの場合は「上院」と、別の言葉になっているので気づきにくいが、ラテン語のsenatusと英語のsenateは同じ言葉である。
しかも、戦争後の対外政策まで共通しているらしい。
よく言えば「寛容主義」であり、やや否定的なニュアンスを含めて言えば、「敗者同化主義」だ。
日本はまさに、アメリカへの同化を強いられている。
もし、1000年後から今を振り返った時に、
ローマの周辺国の語られ方と同様に、
日本は「アメリカの植民地の一部」と語られても不思議ではない。
まぁ、呼び名が「植民地」だろうが「同盟国」だろうが、一市民のオレとしては、
そんなに不便は感じてない(気付いていないだけ?)から、どっちでも構わない。
おそらく、当時のローマの植民地の人たちも同じように思っていたんじゃないかな、と想像する。
ところで、第3章で1番気になる部分はここだ。
ローマ帝国には巨大な官僚機構が存在しなかった。(中略)
「国土交通相」に相当する役所が存在しないのである。
なぜ官僚機構が存在しなかったのか。
官僚機構がなく、どうやって成り立たせていたのか。
その答えは書いていない。
でも、本当に存在しなかったとしたら、
今の日本にある、この官僚機構は一体何の為にあるんだろうか?
「必要な仕事の為に、必要な存在」ではなく、
「存在を維持すること自体が目的の存在」になっているのではないだろうか?
本当はする必要もない仕事を、
一度雇っちゃった人に給料を払う為に、
税金を取って、
給料をあげる建前として、何かしら本当は必要じゃないけど仕事をしてもらう。
まさか、そんな存在なのか?
会社を辞めて改めて痛感することがある。
めちゃめちゃ税金高い。
正直、罰ゲームとしか思えない金額。
しかも、ちょっと滞納すると、すぐに督促状とか送ってくる。(あ、滞納してるのバレる)
なんていうか、
本当に必要なものなら、払わないといけないと思うし、
年金みたいな、自分たち世代はもらえないのがほぼ確定してるものでさえ、
自分たちの先輩方を支える為に必要なら払いたいと思うけど、
本当はいらない官僚の方々の為に余計に徴収されていたり、
政治家や官僚の方々の使い方があまりに下手くそすぎるならば、
払いたくないって思ってしまうのは、
至極当然ではないだろうか?
おそらく、今の日本は、
合理化というのがあまりうまくない社会だから、
本当はもういらないのに、
いらないと言えなくて維持しなければいけなくなってるらものが沢山あるんだと思う。
それらを「いらない」とするのは、
一時的に、一部の人には痛いし怖いことだけど、
それを避けていたら、
きっと、将来的にもっと大きな痛手となって、
より広範囲に損が出てしまうのではないかと思う。
そういった状況を今の日本で変えるのには、
とりあえず俺ら市民レベルが出来るのは、
「賢い市民になって、正しいリーダーを選ぶ」
ということしかないと思うんだよね。
まず投票に行かないとだし、
ちゃんと選ばないと。
みんな一回会社を辞めて、天引きの税金を、自分の財布から払うようになった方がいい。
天引きで税金を支払うこのシステムは、
政治への意識や関連性をいちじるしく下げるものだと思う。
全部が全部不要な官僚機構ではないんだろうけど、
明らかに文科省とか、教育成果も上げていないし、
加計学園問題みたいな、くそみたいなことしかしないし、
存在していること自体が、国にとって害悪だとすら俺には思えるぜ。
というわけで、今日は怒りの読書ブログでした。笑
あー、100億稼いで60億税金納めてー!