オクタビアヌスは株式会社ローマ帝国の名経営者

『世界史を創ったビジネスモデル』読書記録(3日目)

この読書ブログ企画、結構難しいね。笑

 

でも、とりあえずやることと継続が大事なので、

今日は第2章(P.57〜76)から。

 

 

この章のザックリ感想は、

オクタビアヌスって、めっちゃいい経営者だったんだな」

です。笑

 

 

カエサル亡き後、ローマ帝国を継いだオクタビアヌス

何が厄介って、呼び名変わりすぎな。

 

オクタビウス→オクタビアヌスアウグストゥス

 

そりゃ俺の世界史の偏差値も、ずっと40のままだわ。

 

 

で、カエサルのご指名でローマ帝国を継いだオクタビアヌスですが、

やはり状況は常に変わっていくもので、

カエサルと同じことをしていてはローマ帝国を存続、繁栄させることはできませんでした。

 

 

課題は、

ローマ帝国の基本ビジネスモデルである"軍事的領土拡大の限界"が来ていた

・100年〜200年続いていた「戦時」の社会構造を「平時」に変えていかなければならない

ということ。

 

 

例えば今の企業なら、

・昔は商品や店舗を出せば出しただけ売れていたが、売れなくなってきた

・その需要に合わせて、工場も従業員も増やしていたけど、売上が落ち着いてきてしまった

みたいな感じだろうか。

 

 

しかし、オクタビアヌスは、

この危機をビジネスモデルの転換、

つまりは、"軍事的領土拡大"から"通商の拡大"へと政策を切り替えることで乗り越えた。

 

広げられる領土には限度があるが、

通商には限度がない。内容を充実させていくことは可能だからだ。

 

 

つまり、オクタビアヌスすごい!よっ!名社長!

というわけ。

 

 

こんな偉業を成し遂げたオクタビアヌスは、やはり人気のあるリーダーだったわけだが、

実はこの陰に情けない男がいた。

 

それは、アントニウスというおっちゃんだ。

 

 

このおっちゃん、カエサル亡き後、

カエサルの遺産を着服して、

「市民にお金を配る」という市民との約束もバックれ、

最終的には、エジプトのクレオパトラという女に溺れて、市民に見捨てられてしまったのだ。

 

 

ローマの基本原理は「兵士に報酬を与えられる人が実権を握れる」というものだったらしいのだが、

 

 

アントニウスというくそ社長は、

言ってしまえば、

報酬も払わずに、クラブの姉ちゃんに金を注ぎ込んで、自分の社員と喧嘩して、挙句逃亡しちゃったようなもんらしい。

ひでえ社長だけど、

まぁ、いなくはないよね。

 

 

オクタビアヌスアントニウスの違い。

それはまさに、「誠実さ」と「実行力」の違いで、さらには「ビジョンを示す力」の違いであったようだ。

 

何千年も前の国の話なのに、

この時から「ビジョン」ってのは重要だったんだね。

 

 

立派なビジネスマンになるには、

今も昔も、誠実で行動力があって、未来を人に示せることが大事なんだね。

 

 

どれが1番とかじゃなくて、どれも大事なんだろーなー。

うーむ。一人前になるまでは、まだ道のりは長いな…。

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クイズ。

さて、どっちがアントニウスでどっちがオクタビアヌスでしょう?