やっぱムチャクチャな奴じゃないと世界は変えられないんかな

『世界史を創ったビジネスモデル』読書記録(2日目)

 

三日坊主どころか2日も続けられなかった。笑

 

でも、とりあえず何度も始めるのが大事なので、気を取直して2日目の読書記録。

 

今回読んだのは、

第1章 先駆者だったため失敗したカエサル

 

 

これを読んで、

「やっぱ世界は、ムチャクチャな奴じゃないと変えられないんじゃなかろうか」

と思った。

 

 

 

 

著者の野口悠紀雄によると、

私には『ガリア戦記』は、カエサルが自己正当化のために書いた虚偽報告書としか思えないのである。

 

ガリア平定は、(中略)どうしても必要なことだったのか?

 

カエサルは、元老院の許可も得ずに、独断でガリアに侵攻した。

と、書いている。

 

なぜ、無断で現時点では必要とされていないこと(侵略)をカエサルはしたのか?

 

それはズバリ、

ローマ共和国の安全保障ではなく、 

ローマ共和国という組織の成長と発展の為だった。

 

侵略することにより、

奴隷を増やし、領土を広げ、税収を増やす。

その為に、カエサルは侵略を行なった。

 

 

善悪の是非は置いたとして、

こうして歴史を俯瞰出来る俺らからすると、

「国の為になるなら、国はカエサルに許可を出せばええやん?」

と思うけれど、

結局、これは結果論でしかない。

 

ほとんど多くの人には(ここでは元老院)、

確実でない未来は、恐ろしく、

なるべく現状を変えたくなく、

負荷をかけたくなく、

余計な判断はしたくない。

 

 

でもカエサルには、

絶好のビジネスチャンス

に見えて、

いったん既成事実を作ってしまえば、

私軍を国家の正規軍と認めさせることもできるだろう

と踏んで、進めたのであーる。

 

 

そして、カエサルの目論見通り、

侵略が成功することにより、

ローマ共和国は豊かになった。

 

 

じゃあなんで、カエサルは、

許可は出ないけど、これは正しいからやろう、

と思ったのかと推測すると、

おそらく、この本の趣旨に沿った言い方をしてみると、

ローマ共和国というビジネスモデルを、ちゃんと理解していたから」

なのではないかと思う。

 

 

ビジネスモデル、ビジネスの構造をちゃんと理解している人は、

・自分たちにとっては何が重要で

・今、何をすべきなのか

がちゃんと見えているんじゃないかな?

 

今で言う、カエサル的な人たちは、

例えば、フェイスブックのマークザッカーバーグだろうし、テスラ・モーターズのイーロンマスクとかで、

 

フェイスブックは、

TV用動画アプリ発表 「動画ファースト」加速

 

テスラ・モーターズは、

宇宙事業や自動運転の実現を着実に進めている。

 

 

俺には、さっぱりわからないが、

きっと彼らには「確実な未来」が見えているんだろう。

 

 

ムチャクチャ奴ってのは、

ただの傲慢だったり我儘なわけではなくて、

多分、人の100倍くらい勉強家で、

しかも、そこに実行力がある人を言うんだろうな。

 

 

んー。

なれる気がしない( ͡° ͜ʖ ͡°)